16 Jun
16Jun

水球はプールの中で行われる球技であり、ボールを相手チームのゴールに投げ入れることで得点が入ります。

水中でのポジション争いのためにお互いの身体を激しくぶつけ合うことから、「水中の格闘技」と呼ばれています。

 日本ではマイナーなスポーツですが、水球はオリンピック競技として1900年の第2回パリ大会から採用されており、ヨーロッパでは「キングオブスポーツ」とも呼ばれています。 

水球のルール

A. チーム構成・ポジション

水球のチームは、ゴールキーパー1人とフィールドプレーヤー6人の計7人の選手で構成されます。 

フィールドプレーヤーのポジションは主に、相手のゴール前に陣取り得点を狙うフローター、フローターの攻撃を防ぐフローターバック、泳いで相手のマークを外しながら得点を狙うドライバーに分けられます。 ゴールキーパーは必ず赤色の帽子を着用します。

B. 試合時間

試合は、1ピリオド8分で、計4ピリオド行われます。ピリオド間には2~3分の休憩があり、第2ピリオド終了後にコートチェンジを行います。

試合が行われる正味の時間は32分間ですが、ファール(反則)があってから次のプレーが再開されるまでの間タイマーはストップするので、1試合には1時間程度かかります。

C. 試合の流れ

両チームのプレーヤーは自チームのゴールラインに並び、開始の笛と同時にプールの中央に浮かべられたボール(センターボール)を泳いで取りにいき、先にボールを取ったチームの攻撃から始まります。 攻撃時間は30秒で、その時間内にシュートを打たなかったり、ボールカットが起きなかったりした場合には、強制的に攻撃権が相手チームに移ります。 試合中は、キーパー以外の選手はボールを両手で扱うことはできません。

D. 反則

水球には、軽い反則であるオーディナリーファールと、重い反則であるパーソナルファールの2種類の反則があります。 守備側がオーディナリーファールを犯した際には攻撃側にフリースローが与えられ、パスまたはシュート(相手チームのゴールから6メートル以上離れている場合)をすることができます。 パーソナルファールは、エクスクルージョンファールとペナルティーファールの2つに分けることができます。前者を犯した選手は20秒間もしくは攻撃権が変わるまでフィールド内に入ることができません。後者を犯した場合には、相手チームにペナルティースロー(サッカーでいうPK)が与えられます。 パーソナルファールを3回犯した選手は、その試合の残り時間は出場することができません。

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